先日庭で目撃された謎の動物はやはりタヌキだったようです。
今朝、犬に水をやりに行った父さんが、小犬の柵内の別荘(盲目の大和が最近寝ています)で丸くなって死んでいるタヌキを発見しました。
いつぞやうちに死にに来たタヌキを同様、ひどい皮膚病を患っていた模様。
かあさんの推理によると、エサか死に場所を求めてうろうろしてたらチャッピーに吠えられ、
命からがら子犬柵をよじ登って侵入し、そこで死ぬことに決めたと言うことです。
実は、昨日の夜、夜中にチャッピーが騒ぐので父さんはカメラ片手に見物に行き、写真に納めていました。
どうです、例のスケッチにそっくりでしょう!顔の黒横線もそっくりだし。
灰色にモコモコしていたのは、毛が抜け落ちて、湿しんと乾燥でボロボロになった皮膚でした。
しっぽが異様に大きかったのは、実はそうではなくて、毛のない体が小さく見えたせい。
このタヌキがヒトに飼われていたとは思えないので、病気で気力もなくなり、神経もやられていて
ヨロヨロと人里におりてきてしまったのでしょう。ん?ここが人里って・・・・?どうなの?
はる君の話では、この皮膚病はカイセンかな、ということです。
榊原先生によると、カイセンでもひどけりゃ死んでしまうとのこと。
この病気は他の犬猫はもちろん、ヒトにも移る危険性があるので、タンタン(たった今決めたこのタヌキの名前)はすぐに埋葬します。
小屋の中はアルコール消毒して、藁を全とっかえの後、焼却する予定。
他に取るべき対策は、はる君の指示待ちです。
この辺にもはやタヌキはいない、と断言していた母さんですが、若干路線を変え、
「ヒトに見られるようになったら、タヌキもおしまい」と話していました。
でも父さんは、「最初に見たときにサトコがちゃんと捕まえて治療を受けさせれば生き延びたのに」と言っています。
え〜!そうなのか〜?ガーン。
かいせん 【疥癬】
大辞林 第二版 (三省堂)より
疥癬虫の寄生によっておこる伝染性皮膚病。かゆ
みが激しい。指の間・わきの下・陰部など皮膚の
柔らかい部分を冒す。
皮癬(ひぜん)。湿瘡(しつそう)。
痒と疥はにていて、とってもかゆそう!
(2004.12.21サトコ)
(以下は前回の記事)
庭に未確認生物 四ツ足に大きな尾、顔に黒い線
数日前の夜中、チャッピーが騒ぐので、外に見に行ったら、チャッピーの小屋のすぐ手前から
サッサカサーと灰色の影が走っていくのが見えました。
その影は5mくらい進んで、私から3mくらいの竹藪の手前で立ち止まり、じっとこっちを見ていました。
逃げる様子はなし。
もう暗くて何がいるのかわからなかったのですが、一度家にもどって、猫のエサをひとつかみもって
庭に出たときもまだ同じ場所にいて、近づいてエサを地面においてやったときも顔色一つ(?)変えずに
そこに立っていました。
翌朝、そのエサはなくなっていたけど、その動物なのか、早起きの鶏なのか、消費者は不明。
その動物は大きな猫よりもまだ大きい感じで、体型はちょうどタヌキかアライグマ、でもしっぽが異様に大きかった。
体毛は暗闇で見た限りでは、灰色で、羊(飛鳥)の毛を刈った後みたいな、モコモコした感じでした。(右上の上手なスケッチを参照のこと)
そして、顔には横に黒い模様が入っていました。白い線は見えなかったけど、ハクビシンという可能性もあります。
でも巨大だったな。
家のまわりにも、10年前までは狸が親子連れで現れたり、藁小屋の床下を死に場所に決めた狸がいたりしましたが、
母さんによると、もうこの辺には狸はいなくなったらしい。去年の春は、花室川の土手でハクビシンを見かけましたね。
このモコモコの正体も、ペットだったのにSARS騒ぎで捨てられた(のか?)あのハクビシンかも知れません。
ペットだったら人に慣れているだろうし。
しばらく前、よる烏骨鶏が3羽ナニモノかにおそわれて行方知らずになりましたが、(後で1羽分の死体を田んぼで発見)
ヤツが犯人だったかも?味をしめて戻ってきたか。
うちの主治医と母さんによると、そういう(どういう?)動物は犬猫ニンゲンに伝染する病気を持っていることが多いので、
気を付けるように、とのこと。気を付けるっていってもねぇ〜。
鶏達はみんな木の上で寝ているので、鶏の被害の心配はほとんどないけど、
このタンタンタヌキがおなかをすかしているとおもうので、大和のエサの残りをいつも庭においています。
今のところ、戻ってきた感じはしません。ときどき、チャッピーは鳴いているけど。
(2004.12.20サトコ)